2013年1月7日星期一

桐光に怪物詣で!松井争奪SGバトル

桐光に怪物詣で!松井争奪SGバトル
松井をめぐる、SG争奪戦が始まる。今秋のドラフト会議で上位指名が有力な神奈川・桐光学園高の松井裕樹投手(2年)が5日、川崎市の同校グラウンドで始動した。国内7球団が視察に訪れた中で、ヤクルトは唯一2人のスカウトが熱視線を送った。昨夏の甲子園で4試合計68奪三振の「神奈川のドクターK」に対し、既に1位指名の方針が明らかになっている巨人との争いがヒートアップしそうだ。

【写真で見る】巨人のスカウトも桐光学園に参上

 正午の練習開始を過ぎ、プロ野球のスカウトが続々と桐光学園のグラウンドに集結した。その中でヤクルトは、鳥原公二チーフスカウト(58)、斉藤宜之スカウト(36)が2人態勢で視察に訪れた。

 「打者がスライダーとわかっていても三振が取れる。過去にも“これで2年生か”とビックリした高校生はいるが、最も驚かされた素材です。センバツには出ないが、その間に(松井が登板する)練習試合があれば、担当は甲子園を離れても見ないといけないという腹づもりでいきます」

 鳥原氏は松井獲得のために、担当の斉藤スカウトを密着させる意向を明かした。松井を熱望する理由に「ウチに今、足りないのはお客さん」と高校出の生え抜きのスター獲得を挙げた。ヤクルトは昨季、ホームゲーム平均の観客数は1万8371人にとどまり、前年比1・9%減。最速147キロの直球と落差の大きなスライダーで三振を奪う松井なら、集客力回復の切り札になる。

 対する巨人はこの日も長谷川国利スカウト(50)が「松井君は中学生のときから知っている。腕がよく振れて、球種が分かっていても三振がとれる。上位候補と評価しています」と絶賛。「新・ドクターK」をめぐる争奪戦は、新春早々ヒートアップの気配だ。【関連記事】 マー君世代で世界一「全力プレーで結果出す」 マエケン、WBCきっかけにメジャー挑戦も!? 佑は逆襲の年「現役でいることが大事」 22Kの桐光・松井きっぱり「国内一本」 TGバトル必至!虎D1候補に桐光学園・松井
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